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食糧の輸入と軍事力

 前回の記事は、自由貿易協定でしたが、そのなかで「農業改革」と「外国人労働力の受け入れ」がポイントとなるというニュースのコメントをメモしました。。

 食料を輸入するということは、自国民の栄養を他国に頼るということですから、下手をするととんでもないことになります。ここで、ふと思うのは、もしその国が食料の供給を拒否しようとした場合、日本としてどのような対応が必要かということです。

 多分、「供給の拒否」が自国の軍事力を考える上で重要なポイントだと思います。このとき、憲法改正前に協定を結んでいくことになるのか、それとも改正後に結ぶのかということは大きな差があります。

 私は改正後に結んだほうがより安全だと思います。なぜなら協定を結んだ後の改正には、この「供給の拒否」が大きなインパクトを持つと思うからです。

 その点、「外国人労働力の受け入れ」は改正前に積極的に行うべきだと思います。それは入国後、栄養をしっかり取れなければ、母国から日本に来て働くメリットがなくなってしまうからです。

 順序としては、「外国人労働力の受け入れ」→「憲法改正」→「食糧の輸入」というのが一番理想の順序なのではないかと考えています。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-28 22:23 | 国外と国内問題の関連

自由貿易協定2

首相官邸 - 小泉総理の動き - 経済連携推進国民会議の提言の手交 平成16年7月26日

今日のワールド・ビジネス・サテライトで、この情報を聞いたので載せておきます。

この提言のポイントは2つあるそうです。

①司令塔をつくり、省庁間の争いや調整によって作業が遅れるのを防ぐ。
②日本は既に関税が低くなっているので、交渉において駆け引きの道具となるものは2つしかない。それは、「農業改革」、「外国人労働の受け入れ」。


  • 「農業改革」 - これから日本が協定を結ぼうとしていく国は、まだまだ農業が非常に大きい比重を占めている経済です。彼らは、きっと農業品をもっと買ってほしいと考えていると思います。次に、中国との熾烈な経済競争をくぐり抜けるには、その国の経済を農業から工業へとスムーズに移行させなければなりません。それには農業部門の余剰が必要となります。彼らの農業品を買うことは、経済の発展にとって非常に重要だと思われます。


  • 「外国人労働の受け入れ」 - 6/13 - 仮に移民を受け入れる選択をしたとすると
    7/16 - 労働力の受け入れ



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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-27 00:09 | 国際情勢

海賊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040726-00000053-kyodo-int
海賊の犠牲30人過去最多 今年上半期、凶悪化顕著に

国際商業会議所 - 国際海事局
国際海事機関


 「件数減少、内容は凶悪化」は、どういう状況で起こりやすくなるのだろうか?

 海賊というのは、支配の行き届かない場所、逃げ込める場所がたくさんあるところで起こるといわれています。マラッカ海峡、ヴェトナムは日本にとっても重要な場所です。シンガポールとは、この海の治安についての協議があったと、以前ニュースで伝えられていました。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-26 21:35 | 国際情勢

ドッグヴィル

 久しぶりにTSUTAYAで映画をレンタルしました。題名は『ドッグヴィル』。以前、この映画はものすごく変わっているという批評を読んだことがあったので観てみました。この映画では人間の本性がまざまざと描かれています。

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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-25 00:12 | 日記・読書・映画

セミの抜け殻

今年の夏は、やけにセミにまつわる話が多い。とても暑いからだろうか?

今日、バイト先で子供たちがセミの抜け殻を集めていたのですが、なんとその中にまだ抜け殻となっていない今まさに、成虫へと成長するセミがいたのです。

私は写真で見たことはあったのですが、実際に目の前で見たことはありませんでした。成虫になりたてのセミはまだはねがシワシワで伸びきっていません。普通は木に登りそこで脱皮するらしいのですが、子供たちがその前に採ってしまったので地面で脱皮したのです。

もしかしたら、もうダメかなぁと思っていたのですが、試しに木に足を付けたらちゃんと足を木に引っ掛けてとまったではありませんか!!それから30分あまり経ってまた見てみると、しっかりとはねは伸びていました。

感動!!忘れられない出来事になりそうです。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-23 21:29 | 日記・読書・映画

『プラトンの呪縛』

私の手元に『プラトンの呪縛』という本があります。

 この本では、プラトンはその時代ごとに様々な評価を受けてきたが、結局プラトンの言っていることは「警告者」としての役割であるというような内容なのだろうと思います。

 前回の記事では、プラトンはラケダイモン側と連動していたと書きましたが、この本の中では「スパルタに対抗して『自由で、有機体的で生き生きとした国制』の大切さを擁護した」そうです。そして、「(テミストクレスからペリクレスに至る)海洋政策に反対し、大衆の支配を批判した」そうです。(32ページ)

 私が、反応しやすい言葉は、海洋政策に反対し。。。という部分です。

 『テミストクレス』の第1章マラトンの戦いでは、ペルシアに打ち勝ったマラトンの戦いを起源にもつアテナイ陸軍主義とこの海洋政策にはそうとうな摩擦があったとかかれています。

 当時の陸軍の主力は重装歩兵で、自前で装備をそなえることができる富裕層がその中心をなします。当然、この富裕層は少数派です。これに比べてペロポンネソス戦争当時のアテナイ海軍はそのこぎ手を大衆に依存し、国庫から給与を得ていました。

 プラトンは富裕層に属し、その環境がプラトンの考え方に大きな影響を与えたと考えることは可能だと考えられます。

 私が作っているページでは「海空軍の拡張が必要では?」という文を時々書きますが、ここいらに私のプラトンに対する見方の基礎があるように思います。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-22 23:57 | 哲学・科学
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040730-00000977-jij-int
民主化への干渉拒否=宙に浮く「関心国会議」-ミャンマー(7/31)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00002057-mai-int
<ミャンマー>軍事政権首相が訪中、胡主席らと会談(7/20)

ミャンマーを締め付ければ、それだけ中国との接近を許してしまうということだろうか?アウンサン・スー・チー氏のように人権・民主主義問題の象徴に過敏に反応するのではなく、実質的なミャンマーの経済成長、安定を重視するほうがよりよい社会への確実な道だと思う。

 私が知っている東南アジアの実情は、大学時代における地域研究の講義程度しかありませんが、そこでふと思ったのはタイトルにもあるように、「地域研究と国内世論の葛藤」です。その国の実情から言って。。。だが、自国の世論がそれに適した方策を許さないというものです。

 他者を全く知らないほうが、思い切ったことが出来ることもありますが、日本とミャンマーの関係を見るときそれが可能かどうかは疑問です。難しい。。。


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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-20 20:58 | 国際情勢

難しいですね。。。

分子唯物決定論。

 なんだか難しいでよね。亀さんが挙げられた問題は哲学上の問題としては解決できたとしても、それが私たちにとって受け入れられない場合はどうなるのだろうかという気持ちになりました。

 現在私が運営しているページをカテゴリーに分けるとしたら、政治とか安全保障とか。。。ということになりそうですが、ここで重要になってくるのが、統治とか支配・被支配という関係です。

 私たちは、きっと、生まれることに意味は無いように思います。私たちが「生まれる」ことに意味を見出すのは、親のほうなのかもしれません。そして、生まれることによって、ほとんど自動的に人間間の関係(社会関係でしょうか?)のなかに入ります。

 この関係で、個々人が直面する問題は、いかに異なった言葉で表現されていても、結局は支配・被支配の関係になるのではないだろうかというのが今のところの意見です。

 大昔では、支配者は神話や宗教的な言葉を使って自然を説明したといいます。タレスの予言した日食が象徴するのは、この支配者が使用していた言葉を無効にしてしまったという意味なのでしょう。結局、デモクリトスやレウキッポスの考え方は、支配者の使う恣意的な言葉を無効にして、各自が合理的な判断を下せるようにするという流れのなかで捉えるべきなのではないかと受け取っています。

 そう捉えると、ソクラテスが哲学に与えた影響は、哲学を支配者の側に引き戻す役割があったのではないかと思います。ペロポンネソス戦争におけるアテナイ側のプラトンの役割は、ラケダイモン側の動きと連動していたという話を聞いたことがあります。

 唯物論という言葉自体、私ははっきりと把握していないのですが、人間の価値を低めるだけということにはならないかも。。。と考えたりもしています。実は、昨日デカルトの『方法序説』を買って読んでみたのですが、その第3部のはじめにこういう言葉がありました。

「理性がわたしに判断の非決定を命じている間も、行為において非決定のままで留まることのないよう、当座に備えて1つの道徳を定めた。

①自分の国の法律と慣習に従う
②行動においては果断であり、疑わしい場合でも、一度決めたらそれに従う。
③運命よりもむしろ自分に打ち克つように、世界の秩序より自分の欲望を変えるように努める。
④自分にとって最善の仕事を選ぼう」
というものです。

「当座に備えて」というところがミソだと思いますが、このように日常生活では穏当な生活をしたいものです。

なんだか、長くてまとまりが。。。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-20 00:17 | 哲学・科学

唯物論と統治上の考慮

こぎと・えるごEすE

 私が知っているのは、『ソフィーの世界』にあるデカルトだけで、著作を直接読んだことはありません。ただ、クラウゼヴィッツの著作には哲学という言葉がたくさん出てくるので、知ってみたいと思っています。

 私が、訳も分からず読んだ『初期ギリシア自然哲学者断片集』(日下部吉信 著)では、ソクラテス以降では存在の真理は主観性に覆い隠されてしまっている。わずかながら、存在の本当の姿を考察しているのはソクラテス以前の自然哲学者たちだと書かれています。

 実際、この本ではデモクリトス、レウキッポスという原子論者の部分で1冊が占められています。今で言う、唯物論なのだろうと思います。

 現在では、脳科学という分野が非常にクローズアップされています。結局、この分野では、精神というものは物質の反応に過ぎないということなのかもしれません。私は、なんとなくこれに賛成です。

 しかし、日常生活においては、あまりこの事実を感じることなく生きています。どちらかというと、自分の存在や他者の存在を特別なものとして尊重しよう、少なくとも自分の考えを単なる物質の反応だとは考えないでしょう。

 多分、私の考えは単なる物質の反応でしかない。。。しかし、統治上の考慮として、そう認識させてしまうと世の中が殺伐としてしまう。だから、人は宗教を、割合は軽重ありますが、ある程度織り交ぜて社会生活を送っています。(例えば、現在の日本人の大部分は、宗教とは意識せずに古くからの習慣として織り交ぜていると考えられます。)結局、それが合理的な考えを持ちながら、社会を安定させる絶妙のバランスとなっているのだと思います。

 哲学者にとっては我慢ならないものかもしれませんが、このバランスは統治という観点から言うと非常に重要なものと考えられます。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-19 00:41 | 哲学・科学
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040717-00000507-jij-int
中国軍、「台湾布陣」強化=海空軍中将、副総参謀長に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040717-00000008-san-int
中国軍事演習始まる 改良型弾道ミサイル試射へ 米軍牽制が狙い

 海軍国になるには、自国を島国のように見なすことが大切な要素だと思います。アテナイのように実際には陸続きの場所にあっても、極力自国を島国のように扱うことが、自国の資源を海軍に使うときの大切な態度となります。

 海軍や空軍のいる領域は、人間が本来生活の場としていないために、そこに乗り出すには相当の冒険心や進取の気質が必要となります。ツキジデスの『歴史』では以下のような文章があります。

「。。。ギリシアの国運が艦船に依存していたことが明白となったが、この結果に寄与した最も重要なもの三つはわれわれ(アテナイ)が提供したのである。・・・最も多数の軍船と、最も明敏な指揮者(テミストクレス)と、最も大胆な熱意・・・」(第1巻74 アテナイ使節の反対演説)

 中国はこの3つの要素をどれだけ満たしているだろうか?アメリカのほうがアテナイに近い国のような気がします。

 はたして日本は?
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by Naotaka_Uzawa | 2004-07-17 23:04 | ツキジデス:『歴史』読解

For Future Reference代表。編集者、ストーリー分析など。執筆に挑戦する方とご一緒に活動しています。ブログでは仕事とは少し離れて大学時代から関心のあった国際情勢や哲学、関連書籍について発信しています。


by Naotaka_Uzawa