中華人民共和国の動き

 しっかりと毎日のニュースを追っていないせいだろうか、中国の動きは最近かなり活発になっています。

 その理由として、
①国際世論がアメリカのイラク政策を批判していること。
②エネルギー事情の圧迫によって、行動を拡大せざるを得ないこと
③アメリカの中央アジア進出によって、内陸部への締め付けをさらに強化しなければならないこと
などが挙げられます。



①国際世論がアメリカのイラク政策を批判していること。
 アメリカのイラク政策については、順調か不調か評価が分かれています。中国としては、実際に勢力圏を拡大させるというよりも、それを認めさせるような言質を引き出しておくことが狙いなのかもしれません。宣言という形でアメリカを牽制することは可能だと思うからです。日本としては、現在のイラクがよりよい形になるように積極的に関与するほうが、中国とのバランスの取れた関係を築く上でより良い行動だと感じます。



②エネルギー事情の圧迫によって、行動を拡大せざるを得ないこと
 「共同開発」という言葉がポイントとなっています。実際の意味は、中国との間でエネルギーを争奪している国に中国の権益、調査船の活動を認めさせる意図があるとのことです。
 この問題は大陸沿岸の大陸棚が舞台となっています。公海上ではアメリカが圧倒的な力を握っていますが、沿岸についてはより慎重に見たほうがいいと思います。それはより被害が多くなる場所だからです。
 日本は、海空軍の拡張が必要だと思いますが、大陸沿岸に対する視点が重要になるはずです。それは、公海におけるアメリカの権益を圧迫しないようにという意味でも重要だと思います。



③アメリカの中央アジア進出によって、内陸部への締め付けをさらに強化しなければならないこと
 チベットに鉄道を通すプロジェクトが進行中です。この鉄道は、高地を通るので非常に骨の折れる事業だと思います。それにもかかわらず、この事業を進めるのは、中央アジアへのアメリカの進出が中国にとって脅威だと映っている背景があるからだと考えています。日本は、インド・東南アジア諸国と軍事的に緊密な関係を持つ必要があると思います。
[PR]
by Naotaka_Uzawa | 2004-06-23 21:40 | 国際情勢