喜劇と悲劇

a0005366_13454.jpg 皆さんは悲劇をどう見ますか?悲劇には、それを批判するのを封じ込める力があります。試しに、人気を博した悲劇を、かる~く馬鹿にしたり、こんな人間をどうしてこんなヒーローに仕立てるんだとみんなの前で言ってみてください。それも、涙を流して感動した!!という作品にです。きっと、「お前はなんて人間だ!温かみがない!」といわれてしまうでしょう。

 とくに国を守るための兵士を取り扱った作品などを、批判することは、一般の私たちにとって一種のタブーになります。このように悲劇には、権力を批判する為の気持ちの自由というか、そういう類の精神を奪い去る効果があるのです。

 逆に喜劇は、批判を自由に行えるし、主人公を馬鹿にするのも、ここまで言う必要はないんじゃないかと見るのも、観客の自由に任されています。

 有名な人を、個人攻撃する、茶化す等の自由は、自由の中でも最も勇気のいるものの一つかもしれません。

 日本ではこういう勇気のある作品がどれほどあるんだろうか。。。
[PR]
by Naotaka_Uzawa | 2004-02-27 13:46 | 日記・読書・映画

For Future Reference代表。編集者、ストーリー分析など。執筆に挑戦する方とご一緒に活動しています。ブログでは仕事とは少し離れて大学時代から関心のあった国際情勢や哲学、関連書籍について発信しています。


by Naotaka_Uzawa
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31