The Passion

パッションを見てきました。強烈でしたね。

 この時期のこの地域(ローマ)は、あらゆることが拡大していった頃にあたります。領土、概念、経済。。。イエスが生まれる前に、カエサルはガリアを征服し、ローマの城壁は撤去され、人々はより安全により遠くへ移動することが可能となっていきました。また、社会的階層が流動化し、奴隷から市民になり、努力と能力によって人生を築くことがより可能になっていく社会でもあります。

 その数百年前には、アレクサンドロスがインドにまで達し、交通の拠点と言う拠点にアレクサンドリアという都市が建設され、そこでは混血が進みすべてを1つにするという状況が始まっていました。

 そのまた数百年前、インドではシャカが仏教を広めていました。仏教という存在はアレクサンドロスの征服によって遠く地中海まで達していたはずです。

 ヨハネあるいはイエスが始めた活動やその思想も、そういう拡大の時期と一致しています。そして、現在の私たちが抱くキリスト教のイメージとは違い、この活動は若い人たちが推進し、きっとそのイメージは活気というか活発なという形容詞がぴったり来るものだったのかもしれません。ユダヤ教の教義が、劇的に拡大されて解釈されなおされています。

 それに比べ、私が毎年初詣に行く神社は特定の教義というものはなく、あえて教義というと、それは祈る人の気持ちに任されています。私はそれが好きです。

 韓国ではキリスト教が拡大しています。私はこの動きは悲しいことのように思います。変化は積極的に受け入れるべきですが、それは今まで自分たちが培ってきたものを生かした変化であるべきだと思っています。

 ヨハネやイエスの活動は、今までの姿を捨てることではなく、今までのものを土台として新しい解釈をすることによって成り立っていました。またそうでなければ、新しいものも生まれてこないでしょう。
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by Naotaka_Uzawa | 2004-05-06 02:09 | 日記・読書・映画

For Future Reference代表。編集者、ストーリー分析など。執筆に挑戦する方とご一緒に活動しています。ブログでは仕事とは少し離れて大学時代から関心のあった国際情勢や哲学、関連書籍について発信しています。


by Naotaka_Uzawa
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