インド・パキスタン関係
2004年 06月 29日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040629-00000010-san-int
印パ 駐在外交官を増員 外務次官級協議終了 信頼醸成へ“一歩”
カシミール地方というのは、中国国境と接しています。核関連の問題はこのカシミール地方とアフガニスタンが重要な通過点となっていたのではと伝えられています。つまり、印パ間だけではなく、中国にとってもこの地方は重要だったと考えていいはずです。アメリカの中央アジア進出によって、中国にとってこのルートを使用することは非常に難しくなったのだろうと思います。
結局、カシミール地方の問題は、以前と比べてより2国間だけで話し合っていける問題になったと捉えることが出来るのではないでしょうか?つまり利害関係が以前より、少し単純になったのでしょう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000012-san-int
現在、パキスタンは反米意識が強いながらも、国の生存(多分、こう言っていいと思う)のためにアメリカと同盟関係にあります。今回の印パ協議においてアメリカはどのような役割を果たしているのだろうか?
アメリカ大使館
中央アジアに進んでいるアメリカにとって、印パ関係の安定は非常に重要なはずです。結局、パキスタンがアメリカの同盟国といっても、その実体はアメリカがパキスタンの行動を抑制するためのような気がします。中国のことを考えれば、アメリカにとってはインドのほうが最終的には重要な提携相手となるような気がします。
大陸周辺の島(3/25)
by Naotaka_Uzawa
| 2004-06-29 09:51
| 国際情勢